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お化けと戦う
いわゆる吸出しデータのデータ化け現象が発生する。同じゲームの何度か吸い出したデータを比較すると、データのビット4の値がごく稀に化けるらしい。とりあえず回路を追ったり、アルミホイルでケーブルをシールドしたり、DEMOQE128 側のプログラムを高速化したり、「DECO Casstte → 吸出し基板までのフラットケーブル」を短くしたら、発生頻度が下がった(ような気がする)が、根本的な解決にはなっていない。
とりあえず、1ソフトあたり、数回吸いだしてみて、diff を取り、BIOS ROM 内のチェックSUMルーチンを Windows 上で再現したツールに放りこんでみてOKが出たら、それでOKという風にしているが、正直すっきりしない。なにせチェックサムなので、 30 0F → 20 1F な感じでバケてたら、もうそれはアウトなワケで・・・
ちなみに、バーニンラバーの中にある隠しメッセージ中の DATB EAST という誤字は、単発基板版にもあるので、データ化けという訳ではないと思う。
吸い出せないソフト
が、やっぱり存在した・・・
「芸能人資格試験」の吸出しが成功しない。このゲームは、どういうわけか、テープリード時のカウントダウン70の所で、一度カウントが止まるのだが、そのカウント70以降の吸出しデータがバケバケ状態で伝送されてくる・・・さて、どうしたものか・・・
テープデッキシミュレート基板の作成
とりあえず(基板版と比較すると)バーニンラバーの吸出しが、ほぼまちがいなく成功したと思われるので、そろそろ復元基板の作成を開始しないといけないが、ここで実験を兼ねて吸出しゲタを新しく作成してみることにする。今までは、マザーボード上のCPUを取り外して、ICEみたいにそこからフラットケーブルを引き出してその先の自作基板(ゲタ)にCPUを取り付けるということをしていたが、今回は、CPUを極力マザーボード上のソケットの近くに配置するようにしてみようと思う。
■旧来の位置関係マザボ→ソケット→フラットケーブル(20cmほど)→ゲタ基板(CPU)→吸出し基板
■新しい位置関係
マザボ→ゲタ基板(CPU)→フラットケーブル(4cmほど)→吸出し基板