EXCEEDの同人ソフト開発日記という名の備忘録

趣味のゲームソフト開発人。プロなのかアマなのかは不明(不定)らしい。

任天堂のソフトはいつも予定通りに出てこないって言われるけど、
ソフト作りっていうのは、そういうもの。
ゲームソフトは、期限までにやれと言われて、徹夜したり死に物狂いでやったからといって、
期待通りのものにはならない。そういうふうにすると、
結局、チームは妥協しなければならなくなる。
妥協させられて、できたものは、粗くなってしまう。
ユーザーは目が肥えていますから、受け付けてもらえない

山内 薄

EXCEED2005-07-04

512KB EPROM Cart

Semi handmade dev-cart PCB! (512KBytes Capacity, 2048Bytes/Page)




















結局、1からハードウェアの知識を(即席で)勉強しなおして(気合だけで)なんとか解決。

LYNX には、A0〜A19 までの計20ビット(8MBit)のアドレスバスが存在するのだが、仕様上、故意に A11 が削除されている。すなわち、A0〜A10の11ビットをカウンタ(オフセット)とし、A12以降をページ(セグメント)としたアドレス体系を構成しているが、ページ長(セグメント長)は、8ビット(256ページ)固定なので、搭載ROM容量によりカウンタ長(オフセット長)の方が変動するという一風変った仕組みとなっている。

つまり、256KB(2MBit)ROMと、512KB(4Mbit)ROM のアドレスバスの対応は下記のようになる。



256KB ROM(1024 bytes/page) 512KB ROM(2048 bytes/page)

LYNX側 EPROM側   LYNX側 EPROM側

A0 A0 A0 A0
A1 A1 A1 A1
A2 A2 A2 A2
A3 A3 A3 A3
A4 A4 A4 A4
A5 A5 A5 A5
A6 A6 A6 A6
A7 A7 A7 A7
A8 A8 A8 A8
A9 A9 A9 A9
A12 A10 A10 A10
A13 A11 A12 A11
A14 A12 A13 A12
A15 A13 A14 A13
A16 A14 A15 A14
A17 A15 A16 A15
A18 A16 A17 A16
A19 A17 A18 A17
A19 A18


なので、上記のボールド文字のバスを、ジャンパを飛ばしてやるなりして入れ替えてやれば、256KBカートリッジ基板が、512KB(2048 bytes/page)カートリッジ基板に大変身!




とりあえず、今日はもう寝ます・・・・・