ついにサウンドCPUに突入であります。
このゲームには贅沢にも、パソコン&ビデオゲーム黎明期の事実上のスタンダードだったPSG音源である AY-3-8910 というチップが2個も積まれている。もちろん、X680x0に移植する際には、この音源用のルーチンをFM音源(YM-2151)用に改造しなければならないのだが、幸いにも、今ここに「満開版 まーきゅりーゆにっと V4.0」なる拡張ボードがある。
このボードは、高品位PCMボードという位置づけで昔、同人ハードとして流通したものを、のちに満開製作所が改良を加え、商業製品として世に送り出したものであり、同人版と異なり、新たに YMF288というFM音源チップが2つも追加搭載された超豪華な音源ボードである。
また、YMF288は、YM-2608 というFM音源チップの後継版として製造されたもので、FM音源でありながら、同時に AY-3-8910 互換の音源(SSG音源と呼ばれる)も内蔵するという1度で2度おいしい構造になっている。なので、いきなり YM-2151 に適応させるのは骨が折れる話であるし、(AY-3-8910は)なにより制御が簡単なチップなので、まず最初に、この YMF288 を使って音を鳴らそうと思う。
ちなみに、この前のフリースケール電子工作コンテストで同様に AY-3-8910 互換品の YMZ294 を2個使った自作ボードがあるので、音のサンプルは下記参照(笑)
http://d.hatena.ne.jp/EXCEED/20070710