EXCEEDの同人ソフト開発日記という名の備忘録

趣味のゲームソフト開発人。プロなのかアマなのかは不明(不定)らしい。

任天堂のソフトはいつも予定通りに出てこないって言われるけど、
ソフト作りっていうのは、そういうもの。
ゲームソフトは、期限までにやれと言われて、徹夜したり死に物狂いでやったからといって、
期待通りのものにはならない。そういうふうにすると、
結局、チームは妥協しなければならなくなる。
妥協させられて、できたものは、粗くなってしまう。
ユーザーは目が肥えていますから、受け付けてもらえない

山内 薄

続・XLATE65

ついにサウンドCPUに突入であります。

このゲームには贅沢にも、パソコン&ビデオゲーム黎明期の事実上のスタンダードだったPSG音源である AY-3-8910 というチップが2個も積まれている。もちろん、X680x0に移植する際には、この音源用のルーチンをFM音源(YM-2151)用に改造しなければならないのだが、幸いにも、今ここに「満開版 まーきゅりーゆにっと V4.0」なる拡張ボードがある。

このボードは、高品位PCMボードという位置づけで昔、同人ハードとして流通したものを、のちに満開製作所が改良を加え、商業製品として世に送り出したものであり、同人版と異なり、新たに YMF288というFM音源チップが2つも追加搭載された超豪華な音源ボードである。

また、YMF288は、YM-2608 というFM音源チップの後継版として製造されたもので、FM音源でありながら、同時に AY-3-8910 互換の音源(SSG音源と呼ばれる)も内蔵するという1度で2度おいしい構造になっている。なので、いきなり YM-2151 に適応させるのは骨が折れる話であるし、(AY-3-8910は)なにより制御が簡単なチップなので、まず最初に、この YMF288 を使って音を鳴らそうと思う。

ちなみに、この前のフリースケール電子工作コンテストで同様に AY-3-8910 互換品の YMZ294 を2個使った自作ボードがあるので、音のサンプルは下記参照(笑)
http://d.hatena.ne.jp/EXCEED/20070710