EXCEEDの同人ソフト開発日記という名の備忘録

趣味のゲームソフト開発人。プロなのかアマなのかは不明(不定)らしい。

任天堂のソフトはいつも予定通りに出てこないって言われるけど、
ソフト作りっていうのは、そういうもの。
ゲームソフトは、期限までにやれと言われて、徹夜したり死に物狂いでやったからといって、
期待通りのものにはならない。そういうふうにすると、
結局、チームは妥協しなければならなくなる。
妥協させられて、できたものは、粗くなってしまう。
ユーザーは目が肥えていますから、受け付けてもらえない

山内 薄

なんとなく心の内を語ってみる。

山内語録

http://homepage2.nifty.com/kamitoba/goroku/yamauchi.html

私は子供の頃、失礼ながら、この人の事が、あまり好きではなかった。しかし、近年、私はこの人のことが好きになってきた。もちろん、岩田社長の分かり易い演説が、私の中の誤解を解くことになっていたのは間違いない。



世間にはよく成功した人間を尊敬する人がいるけれど、それが僕には不思議でしようがない。たまたま運が良かっただけの人を、どうして尊敬できるんでしょうかね

まったくその通りだと思います。



市場調査? そんなことしてどうするんですか?

今、市場で流行っているものをコンセプトに制作を始めると、完成する頃には100%ブームが去っている。次にどんなものがブームとなるかなんて誰にも分からない。だから、ブームは自分で作り出すしかない。ブームに乗れた人(成功者)は運が良かった人。



任天堂のソフトはいつも予定通りに出てこないって言われるけど、ソフト作りっていうのは、そういうもの。ゲームソフトは、期限までにやれと言われて、徹夜したり死に物狂いでやったからといって、期待通りのものにはならない。そういうふうにすると、結局、チームは妥協しなければならなくなる。妥協させられて、できたものは、粗くなってしまう。ユーザーは目が肥えていますから、受け付けてもらえない

(無茶な)期限までにやれと言われて、徹夜したり死に物狂いでやったからといって、期待通りのものにはならない。それ所か、そういうふうにすると、結局デバッグ作業に時間が割けず、大抵の場合、発見されていない致命的なバグを残したまま出荷ということになる。致命的なバグの残ったゲームソフトは100%リコールとなり、結局、修正のための追加の開発期間が必要となる上に、「追加の人件費」「回収費用」「再出荷費用」「開発部隊のモチベーションの低下」なによりも「企業としての信用を失う」という最悪のペナルティーが付く。なぜ最初から、納期に余裕を持たせないのだろうか?