LYNXER4 パッチ完了
ATARI ST の LYNXER4.TTP で出力されたブートローダーでは、cc65 で作成したプログラムバイナリを動かす場合に、ちょっとした問題点があるのは、先日記載した通り。そこで、フレームバッファのアドレスを 0xDC00 に移動させ、起動時に表示されるイメージ(insert.o)を転送するアドレスも 0xDC00 基点にすることにより、なんとか問題を回避できた。
これで 512KB Cart のビルドは成功ということで問題ないと思う。
パッチ箇所
LYNXER4.TTP で吐き出したファイル(foo.lyx)の下記2箇所を書き換える0x0996 : 0x04→0xdc
0x09d4 : 0x04→0xdc
Handybug の問題(Windows XP上での運用の場合)
Handybug は大変有用な素晴らしいソフトであることは、今更いうまでもないが、重大なバグがあり、デバッグ中に再度、実行バイナリ(*.o や *.lnx)を読み込ませようとすると、以降、起動時に毎回「CreateDib に失敗」という旨のエラーダイアログを出して、そのまま不正処理終了してしまうようになってしまう。対処方としては、Regedit.exe で、壊れたレジストリを書き換えることでなんとか元に戻すことができるが、ここで注意しなくてはならないのは、
もう二度とそのPCで Handybug を起動することができなくなる。
ということで、これには正直参った。ためしに Handy の方のレジストリを全て削除したあとに、Handy を起動すると、設定がすべて初期状態に戻るだけで、なんの問題もなく動作してくれるのだが、Handybug の場合はそうはいかない。一度でもそのPCで起動したら最後、レジストリが壊れると、OSを再インストールするか、別のPCの Handybug 用のレジストリをエクスポートして問題の PC のレジストリに戻すかしない限り、二度と起動してくれない。
で、検証の結果、もし間違えて Handybug で実行バイナリを再読み込みさせてしまった場合は、
HKEY_CURRENT_USER\Software\Irwell Expert Systems\handybug\Version 1.0 の
DebugGraphicsWin0 キーを削除
すれば、正常に起動するようになるらしいことがわかった。これで本当に大丈夫かどうか自身はないが・・・