EXCEEDの同人ソフト開発日記という名の備忘録

趣味のゲームソフト開発人。プロなのかアマなのかは不明(不定)らしい。

任天堂のソフトはいつも予定通りに出てこないって言われるけど、
ソフト作りっていうのは、そういうもの。
ゲームソフトは、期限までにやれと言われて、徹夜したり死に物狂いでやったからといって、
期待通りのものにはならない。そういうふうにすると、
結局、チームは妥協しなければならなくなる。
妥協させられて、できたものは、粗くなってしまう。
ユーザーは目が肥えていますから、受け付けてもらえない

山内 薄

いろいろまとめ

encrypt

実は、lynxer と make_lnx を使用して ROMイメージをビルドした場合は、
encrypt化は全く必要ない。

cc65 の乗算

よくわからないが、実機で動かす場合、起動後の一度目の乗算計算(cc65での)がおかしな演算結果を返す。そのため、cc65 では、掛算を使用せず、自力で足し算で代用した方が無難。恐らく、cc65 の掛算ライブラリにバグがあるか、スタートアップルーチン内の
ワークエリアの初期化処理がうまくいっていないのだと思われる。

EPROM焼き(実機で動かす方法)

.lnx ファイルの先頭の64バイトを取り去って焼けばOK。ただし、27c020(2Mbit)のみ
でしか成功していない。なお、EPROMのスピードは 120ns以下のものであれば良いらしい。

実機で動かしたい場合は、市販ゲームの「RAIDEN」か、同人ソフトの「S.I.M.I.S.」を
購入して、それに搭載されている直付けの EPROM を取り去って、付け替えればOK.
ちなみに、S.I.M.I.S. の方には、93c46(ゲームデータセーブ用途のEEPROM)も
搭載されているが、RAIDEN のプリント基板も S.I.M.I.S. のものと同じなので、
後から自分で 93c46 を半田付けすることができる(要手先の技術)

概観画像
http://www.atariage.com/label_page.html?SystemID=LYNX&LabelID=103

なお、RAIDEN or S.I.M.I.S. は、2005年現在、Telegames社(英&米)か、
Songbird Productions社で輸入可能らしい。
私は5年程前に為替を使い、片言の英語メールを駆使して、
Telegames社の米国(テキサス州)支社から輸入した。

海外ショップからの輸入は、多かれ少なかれ、詐欺や間違いがあるため、
リスクを伴うのが常だが、米Telegames社は非常に対応が良かったので、
安心して購入することができた。
また、後者のSongbird Productions社から購入したことは(まだ)ないが、
こちらでも安心して購入可能と聞き及んでいる。
ちなみに、同社は現役の ATARI LYNXデベロッパー(メーカー)である。

英Telegames社
http://www.telegames.co.uk/

米Telegames社
http://www.telegames.com/

Songbird Productions社
http://songbird-productions.com/

どちらにせよ、敷居は高く、根性と愛着がないと実機での動作は難しいと思われる。